影響力が大きく効果的なマイクロインフルエンサーマーケティングとは

2021.05.05

最近ではインスタグラマー、YouTuberなど各SNSでフォロワーが多く、影響力がある人たちに注目が集まっています。

ウェブマーケティングにSNSの活用しているビジネスも多く、各SNSで注目を集めているユーザーに自身の商品やサービスを紹介してもらうプロモーションなどを行っています。

最近ではマイクロインフルエンサーと呼ばれる人物と協力して行うマーケティングがトレンドになってきています。

今回はマイクロインフルエンサーによるマーケティングについて紹介します。

マイクロインフルエンサーとは?

マイクロインフルエンサーとは「マイクロ」と「インフルエンサー」の2つの言葉を組み合わせた言葉です。

インフルエンサー(influencer)とは、社会的に影響力を持つ人のことを意味します。ビジネス、マーケティングにおいてはオンライン上でSNSなどを利用し、消費者の購買行動に影響を与える人のことを指します。

例えばファンが多く自身のSNSなどを通じ多くの人に情報を拡散できる、影響力を与えられる知名度の高い芸能人やブロガーなどがインフルエンサーにあたります。

マイクロインフルエンサーは小さい、少ないという意味のマイクロがつくので、インフルエンサーに比べファンが少ないがある特定の分野やコミュニティにおいて大きな影響力を持つ人のことを指します。

具体的にインフルエンサー、マイクロインフルエンサーを決める数字はありませんが、例えばインスタグラムだと1000人以上1万人以下のフォロワーがいる人がマイクロインフルエンサーというイメージです。

どうしてマイクロインフルエンサーなのか?

New York Timesは3万人以下のフォロワーがいるユーザーがビジネスにおいて影響を与えやすい、利益を上げやすいと発表しています。

インフルエンサーに対し、マイクロインフルエンサーはフォロワーやファンの数が少ないように見えますが、どうしてマイクロインフルエンサーの方がビジネスにおいて影響力が大きいと考えられるのでしょうか?

ファンとの距離が近い

マイクロインフルエンサーの影響力が大きいのは、そのファンとの距離感が近いためと考えられれいます。

インフルエンサーのようにフォロワーの数が多いとSNSの全てのコメントに返信したり、ファンに1人1人丁寧に対応したりするのは大変なため、ファンとの距離を縮めることは少し難しいと考えられます。

それに対しマイクロインフルエンサーはフォロワーがそこまで多くない分、コメントや個別メッセージなどに対応がしやすくファンとの距離を縮めやすいです。

顧客との距離感や信頼関係は購買意思の決定において非常に重要であるため、ファンとの距離が近いマイクロエンサーと協力してプロモーションを行うのは効果的だと考えられます。

効率的な結果が出やすい

ある統計によると、下記のような結果が出ています。
・エンゲージメント率アップ
・コストパフォーマンスの向上
(https://medium.com/swlh/why-micro-influencer-marketing-is-the-game-in-2018-fdeda0993c36)

マイクロインフルエンサーの力を借りてキャンペーンを行った場合60%エンゲージメント率(投稿に対する他のユーザーから受ける反応の度合い)がアップし、さらにファンの多いインフルエンサーよりも6.7倍高い費用対効果を残しています。

インフルエンサーにフォロワーやファンの数は負けるかもしれませんが、1人1人のファンに与える影響力はマイクロインフルエンサーも負けてはいません。

マイクロインフルエンサーとのマーケティングで気をつけること

マイクロインフルエンサーと協力してマーケティングを行うためには下記の2点に気を付けましょう。

適切なマイクロインフルエンサーを選ぶ

まずは自身のビジネス、ブランドのイメージに合ったマイクロインフルエンサーを見つけることが大切です。

例えば、アンチエイジングの商品を10代、20代の若いマイクロインフルエンサーに紹介してもらっても説得力に欠けますし、ファンも同じような年頃の人が大半と考えられるので反響を得ることは難しいでしょう。

自身が宣伝したい商品やサービス、ターゲットとする顧客の特徴(年齢、性別、ニーズなど)、マイクロインフルエンサーのイメージが合っていることが大切です。

また、見つけ方としては自身のSNSのフォロワーから選ぶとスムーズに進みやすいでしょう。

自身のファンであるため既に商品やサービスの知識もあり、彼らのSNSでプロモーションをすることに同意が得やすいと考えられます。

マイクロインフルエンサーとの関係を大切に

自身のマーケティング方法とマイクロインフルエンサーの考え方が合わずに衝突する可能性もあります。

マイクロインフルエンサー との衝突や確執を避け、お互い気分よく仕事を進めるためにもよい関係を保つことはとても大切です。

彼らのアカウントをフォローする、商品を紹介してもらった際に投稿にコメントをしたりメッセージを送ったりすることで必ず感謝の気持ちを伝えましょう。

マイクロインフルエンサーマーケティングの例

次に海外のマイクロインフルエンサーマーケティングの例を紹介します。

Banana Republic

Banana Republicはアメリカのアパレルビジネスです。

複数の男女マイクロインフルエンサーを様々な撮影設定のもとモデルとして参加してもらい、インスタグラムに#itsbananaなどよく使われるハッシュタグの他にもキャンペーンのハッシュタグと共に投稿しプロモーションを行いました。

マイクロインフルエンサーをモデルとして起用することで、彼らのファッションセンスを好みフォローしているユーザーへの自身のプロモーションを狙っています。

モデルとして起用したマイクロインフルエンサーたちはファッションやそのライフスタイルに定評があり、Banana Republicがターゲットとしている顧客層のイメージに合っていたため、ターゲット顧客の反響を思い通り得ることができました。

Daniel Wellington

Daniel Wellingtonはスウェーデンの時計ブランドです。

Daniel Wellingtonは数多くのマイクロインフルエンサーと協力しており、最も成功しているビジネスの1つです。

主にファッションとライフスタイルがメインのマイクロインフルエンサーと協力し、各自に割引コードを発行し商品と共に紹介しています。

その中で反響の多いマイクロインフルエンサーにはそのコードを利用して購入した顧客の分だけインセンティブを払うというシステムがあるため、彼らもプロモーションにより熱心に取り組むことが期待されます。

また、それだけでなく人気ペットアカウントのScuba and Shadowとも提供し、アカウント固有の割引コードでもプロモーションを行っています。

多様な分野のマイクロインフルエンサーと協力することで、より多くの人に商品の宣伝し注目を集めることができました。

Sephora

Sephoraはフランスが拠点の欧米で人気のコスメストアです。

Sephoraでは独自ブランドの化粧品Sephora Collectionをインフルエンサーと協力しプロモーションを行っています。

インスタグラムを利用したキャンペーンの1つで「美しさはシンプルなもの」というテーマで、マイクロインフルエンサーと協力し#beautyuncomplicatedというタグを利用しプロモーションを行いました。

キャンペーンに協力したマイクロインフルエンサーは平均2.7%のエンゲージメント率に達しています。

また、彼らのトップページにSephoraのページに繋がるリンクを貼ってもらうことでユーザーを自身のアカウントに誘導し、その結果としてフォロワーが8.8万人にまで増やすことができました。

フォロワーの数を増やすことによって、より多くの人の目に留まりやすくなり認識してもらうことができます。

まとめ

マイクロインフルエンサーはフォロワーやファンの数は多くないかもしれませんが、1人1人への影響力はとても大きいです。

芸能人のように取り分け目立つ存在という訳でもないので、その距離の近さにファンは親近感を感じたり信頼できるようになり影響を受けやすいです。

顧客と近い距離、よい信頼関係でいることはとても大切なため、マイクロインフルエンサーと協力してプロモーション、マーケティングを行うのはとても効果的です。